サバイバル、取材、練習量…メジャーキャンプは日本とどう違う?
日米キャンプの違いとは? メジャーキャンプのスタートはバラバラ、しかし…
「キャンプイン」。「リポート・デー」。日米両国の春季キャンプの到来を感じさせる言葉だ。
その言葉を聞く限り、対照的な響きに聞こえる。キャンプインと言えば、2月1日に12球団が一斉にスタートをする日本のプロ野球。それに比べて、メジャーリーグのリポート・デー(日本でいうキャンプイン前日)では練習参加は強制されておらず、キャンプ地に到着していることをチームに伝える日として設けられている。
実際に、この日は施設に顔を出してすぐに家族の元へ戻る選手もいる。そして数人の外国人選手を除いて一斉に同日キャンプインする日本とは異なり、メジャーでは野手陣、投手陣それぞれスタートする日が違う。30球団統一された日もなく、バラバラに各球団スタートするのである。
それでも勘違いしてはいけないのは、米国はいわゆる「適当」で「緩い」わけではない。し烈な戦い前の一瞬の静けさに過ぎないのだ。むしろすでに戦いは始まっているのである。