手術明け田中将大、2年連続開幕投手いける!? 投手コーチ「素晴らしい段階」

開幕戦はアストロズ戦、ワイルドカードゲームのリベンジマッチに?

「予定以上か? それはない。最も重要なことは彼が(オフに)投球練習を乗り越えたことだ。そして、問題は何もない。彼は時間が進むにつれて、あるべき段階にたどり着くだろう」

 ロスチャイルド投手コーチはこう話しており、記事では「タナカは来たる4月にローテーションの1番手を務める準備が出来るだろう」と伝えている。ブルペンでの投球練習、シミュレーテッドゲームなど実戦形式のトレーニングを経て、オープン戦で準備を進めていけば、4月4日の開幕戦アストロズ戦のマウンドにたどり着くことになる。

 アストロズは、昨年のワイルドカードゲームで対戦した相手。一発勝負の重要な一戦に先発した田中は5回2失点の内容だったが、6回3安打無失点と好投した相手エースのカイケルに投げ負け、ヤンキースは0-3で敗退した。開幕戦ならば、昨季サイ・ヤング賞に輝いた左腕が先発してくることは確実。田中にとっては、いきなり“リベンジマッチ”が実現することになる。

「我々はキャンプ序盤に彼を急がせたり、焦らせたりするつもりはない。いいペースで調整させる。何があっても焦らせない。彼はトレーニングの強度を高められそうな雰囲気だけど、それをする意味はない」

 記事によると、ロスチャイルド投手コーチは慎重に調整させることを強調しながら、田中の仕上がり具合に確かな手応えを示している。

 オフにしっかりと調整を進めた日本人右腕の健康状態は米国でも注目の的となっている。MLB公式サイトでも「田中、開幕戦の状況はこれから判断」とトップページで特集した。ニューヨーカーも待望する「タナカ・タイム」が、3シーズン目の幕開けを飾る。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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