ラミレスDeNA、“初勝利”の中に見えた課題 「些細なミスは嬉しくない」
無用なミスを減らすことをテーマに掲げるラミレス監督
初の対外試合であり、連携不足の側面もある。だが、昨季はバッテリー間でプロ野球ワースト記録となる68暴投をマークしたように、チーム全体でのミスの連鎖が前半戦首位から最下位低迷という歴史的大失速の要因になった。センターラインの強化は、必要不可欠でもある。
「ミス」を誰よりも厳しくとらえてきたのが、ラミレス監督だ。現役時代の派手なパフォーマンスとは裏腹に、就任以降は「凡事徹底」、「当たり前のことを当たり前にやる」とまるで高校野球のように無用なミスを減らすことをテーマに掲げてきた。
指揮官は試合後、選手を集めてミーティングを行い、選手たちの気を引き締めたという。
「4回までは去年と変わらないようなプレーだった。勝ったのは嬉しかったけど、些細なミスが起きたことは嬉しくなかった」
取材にはこのようにコメントを残し、勝って兜の緒を締めたラミレス監督。14日には中日と練習試合を行う。結果だけでなく、課題を直視して、一つ一つクリアしていくことが、今季、浮上するためのポイントになるはずだ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count