野茂氏を“補強”のパドレス、米国でも話題に 「夢のフロントオフィス結成」

「オフィスにいる」野茂を想像? 「コピーを手渡すときは目一杯のねじる動作」!?

「今オフ初期にタカシ・サイトウを世界で最も経歴豊富なインターンシップとして迎えたパドレスは、夢のフロントオフィス結成を続けている。球団は木曜、チーム運営のアドバイザーとしてヒデオ・ノモを起用することを発表した」

 記事ではこのように紹介。野茂氏が「パドレスに加わることができ、またMLBの世界に戻ることになり非常に光栄です。私の願いは、私のアドバイスがパドレスの若手に伝わっていくことです。私自身にとっても学ぶ機会を得られますし、パドレスにワールドシリーズチャンピオンのタイトルをもたらすことの助けになればと思います。プレラーGMをはじめ、パドレスのスタッフと共に働くのを心待ちにしております」と意気込みを示したことも紹介している。

 さらに、野茂氏の役割については「驚きのワインドアップを持つ元投手は、環太平洋地域に居ながら、選手育成に主眼を置くことになる」と言及。一方で、この記事を執筆した記者は以下の“妄想”をふくらませている。

「しかし実のところ、私はただ、オフィスにいる彼を想像したい――書いたメモのコピーを誰かに手渡すときはいつも、目一杯のねじる動作に入ったり、電球を交換するときはいつも、高く腕を伸ばしたりする彼を」

 仕事中のしぐさに投球フォームを重ね合わせてしまうほど、独特のトルネードの記憶は、今も米国の野球ファンの頭にしっかりと刻まれている。

 日本の野球ファンにとってはあまりにもうらやましい、豪華なメンバーを集めるパドレス。米国内でも注目を集めており、野茂氏の“補強“がさらに大きな効果を生むことは間違いない。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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