上原浩治が140キロ前半で空振り奪えるワケ 地元紙が“直球の秘密”分析

世界一の2013年に驚異の奪三振率を記録した上原

 落差のあるスプリットも大きな武器としている上原は、メジャーでの通算奪三振率(9イニング当たりで奪う三振数)10.6をマークしている。レッドソックスのワールドシリーズ制覇に大きく貢献した2013年には、自己最高の12.23を記録。その年、60イニング以上投げた投手の中では、メジャー全体で7位、ア・リーグでは3位の数字だった。

 今季はブレーブスからメジャー屈指のクローザー、クレイグ・キンブレルがトレードで加入したため、セットアッパーとして起用される予定となっている。ただ、FAとなっていた先発投手のデビッド・プライスを超大型契約で獲得するなど昨季最下位からの巻き返しを目指すレッドソックスにおいて、上原がキーマンの1人となることは間違いない。

 驚異の回転率を誇る直球で、メジャーの猛者から空振りを量産する投球に今季も期待したい。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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