野茂氏、大谷の二刀流メジャーで見たい 「誰も真似できないほどの選手に」
パドレスのアドバイザー就任、「何とか力になって世界一を」
――大谷の成長は楽しみか。
「そうですね。今までやったことのないことをやっているわけですし、誰にも真似が出来ないほどの選手になって欲しいと思っています」
――投手専念の意見もある。
「本人がやりたいことが1番。自分は野球ファンなので、どっちかというと、二刀流をやっているところを見てみたいですね 」
――メジャーでも二刀流を見たいか。
「見てみたいですね」
――海外でキャンプを張るメリットは。
「僕にはその辺は分からないですけど、僕らの時代から言うと、うらやましいなと思います」
――パドレスのアドバイザーに就任。具体的にはどのような動きをするのか。
「キャンプから来て、若い選手を見たり、自分が出来ることをして。自分自身も勉強したいと思っている。いろんな物を見せてもらって、それを球団に伝えていくだけです」
――勉強したいこととは。
「メジャーリーグの現場からだいぶ離れているので、現状がどうなのかを知れますし、選手がどういう練習をしているのか。シーズン中も来るので、どういう風にチームを動かせるかは以前と比較も出来ない。そういったところを学んでいきたいなと思います」
――以前からフロント業に興味があったのか。
「選手としては出来ませんからね。パドレスの球団が自分を買ってくれているというか、アドバイスが欲しいということだったので。『自分が出来ることを』と思っているだけです。なんとか力になって、ワールドチャンピオンを取りたいなと思っています」
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count