ヤンキース田中将大、目標は200イニング 再び圧巻の投球へ「自信」
メジャー3年目は自身メジャー初の200投球回目標
ヤンキースの田中将大投手が今季200投球回を目標に掲げていると米記者が伝えている。地元紙「ジャーナル・ニュース」のヤンキース担当を務めるチャド・ジェニングス記者が同紙スタッフと運営する「The LoHud Yankees Blog」で報じている。
今季メジャーで3シーズン目を迎える田中はすでにヤンキースのキャンプ地、フロリダ州タンパ入り。19日(日本時間20日)から始まるキャンプに備えている。
ジェニングス記者は田中が今季に向けて万全を期すために昨オフに右肘の骨棘除去手術を受けたと語ったことを伝え、「日本でのプレー時はコンスタントに200イニングを消化していた田中だが、ヤンキースでの2シーズンでは160イニングを超えたことはない。田中は目標として200イニングに今季到達することを掲げていると語った。また、彼は2014年の水準の成績を残すことに対して自信を感じている」と報じた。
また、記事ではジラルディ監督が田中の調整に慎重な姿勢を見せていることも紹介。「彼の現状に関しては注意深く観察することになるだろう」と語ったという。
田中はメジャー移籍後、2014年に13勝(5敗)、2015年に12勝(7敗)と2年連続2桁勝利を挙げたものの、投球回はそれぞれ136回1/3、154回と規定投球回に届かなかった。一方、楽天時代は2011年に226回1/3、移籍前年の2013年に212回と200イニング以上を投げている。
移籍1年目の前半戦は6月までに11勝を積み上げるなど圧巻の成績を残した右腕。記事の中で田中は「あの時に並ぶ自信は感じています」と語っている。健康状態を不安視されてきた右腕は今季こそシーズンを通して活躍できるか。メジャー3年目の飛躍が期待される。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count