中日ドラ1小笠原、初フリー打撃で強心臓ぶり発揮 「素の自分を出せた」
チームの先輩相手に「自分の良さも出さないといけないので、開き直っていきました」
中日のドラフト1位・小笠原慎之介投手(東海大相模高)が19日、初めてフリー打撃に登板した。福田、古本に対して計51球を投げ、ヒット性の当たりは10本。フリー打撃とあって、直球のみで制球重視でのピッチングとなったが、昨夏の甲子園優勝左腕は能力の高さと度胸の良さを随所に見せつけた。
「やっぱりバッティングピッチャーなので、ストライクを入れるというのが最優先で、その中でも強いボールも投げなきゃいけないので、少し難しい部分もありましたけど、すごく自分なりには良かったのではないかなと思います」
登板後にはこう振り返った小笠原。確かに100%の力で投げているようには見えなかったが、力強いボールも随所に見られた。チームの先輩に対して投げるということで「すごく緊張した」と振り返りながらも、「自分の良さも出さないといけないので、そこは開き直っていきました」と言い放った。
「打球の速さもスイングも全然違いました」と、プロの打者のレベルを実感した様子。ただ、痛打されても「バッティングピッチャーなので、打たれるのは普通なので」と気に留めておらず、目的意識が揺らぐことはなかった。