中日ドラ1小笠原、初フリー打撃で強心臓ぶり発揮 「素の自分を出せた」
谷繁監督、侍J小久保監督の前でも「意識しなかった」
打撃ケージの後ろでは谷繁監督に加え、侍ジャパンの小久保監督、元ヤクルトの宮本慎也氏が並んで見守っていた。
意識してもおかしくない状況だったが、「投げるのは自分なので。評価してくださるのも当たり前なんですけど、僕が投げないと評価してもらえないので、素の自分を出せたかなと思います」と笑みを浮かべた。小久保監督の存在についても「投内(連携)の時は意識しましたけど、打撃練習の時は意識しなかった」という。
森ヘッドコーチは「上出来でした」と振り返ったが、本人は「まだまだ投げられると思うので、全然評価に値するところにも達してないと思うので、明日からまたきっちりやり直したい。30~40点くらいですかね」と厳しく自己採点した。
今後はシート打撃に登板していく予定で「真っ直ぐで、ストライクを取るのは当たり前なんですけど、真ん中だけではなく、コースにもきっちり投げていきたいなと思っています」。自分自身の現状とやるべきことはしっかり把握している。「焦りはよくない」とも付け加えた。
初のフリー打撃登板で、強心臓ぶりを見せつけた甲子園優勝左腕。やはり、ただの高卒ルーキーではなさそうだ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count