侍J権藤コーチが掲げた“仰天プラン” 2017年WBCで「守護神・大谷」も
「抑えなくして、投手陣は作れない」、大谷も守護神候補
――17年WBCへ向けて。
「1番考えているのは抑えを誰にするか。その1点だけ。去年のように則本で行くのか、大谷で行くのか。そういうことを考えながら見ていかないと。米国のダルビッシュや上原を選択肢に入れながら。
どうなるか分からないが、この1年間誰を抑えにするか見て歩こうと思っている。あとは左の中継ぎで誰か出てこないかを見ていこうと。オールスターすぎから固まってくるかなと思う」
――大谷を抑えで使うわけとは。
「抑えなくして、投手陣は作れない。1番最後に投げる投手を決めてからになる。(日本一に輝いた98年の横浜監督時代は抑えの)佐々木主浩へ、どうつなぐかしか考えていなかった。5回でリードしたら、6、7、8回の攻撃は頭になかった。何とかリードを守って佐々木につなぐ。佐々木へつないだら、私の仕事は終わりと思っていた」
――160キロ超の剛速球を持つ大谷。1イニング限定なら迫力が増しそうだ。
「あれだけの素材。ただ、(抑えが)本職ではないからね。それをやってもらうか、どうか。オールスターが終わってから徐々に決めたい。ただ、(WBCは)一発勝負。立ち上がりでボンとやられたら終わり。いろいろと煮詰めていかないといけないね」
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count