球場は進化し続ける? 日本球界も米国参考に本拠地改修ラッシュ

メリーゴーラウンドやジャグジーも…最もユニークだった球場は?

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メリーゴーラウンドがあるルイビル・スラッガー・フィールドの外野コンコース【写真:新川諒】

 私がこれまで見てきた球場でもユニークだったのは、外野コンコースにメリーゴーラウンドを設置していたルイビル・バッツ(シンシナティ・レッズ傘下3A)のルイビル・スラッガー・フィールド、そして同じく外野方向のスペースにジャグジーを設置していたラウンドロック・エクスプレス(テキサス・レンジャーズ傘下3A)のデル・ダイヤモンド・パークだ。

 もちろんメジャーにも各球場特有の魅力があり、私も全ての球場に行ったことはないが、50以上訪れた球場それぞれに特徴があり、とてもではないがここでは挙げきれない。

 最近ではシーズンオフや試合がない日にもその球場に人を呼び込むため、いろいろな取り組みが行われている。

 ボストン・レッドソックスの本拠地フェンウェイ・パークでは、積極的に他スポーツのイベントを開催している。NHLが毎年屋外で試合を開催するウィンター・クラシックを開催したこともあれば、2010年には「フットボール・アット・フェンウェイ」と題してセルティックFCとスポルティング・リスボンの試合会場となった。

 大学アメリカンフットボールの試合も度々開催しており、毎年最低1回は大物歌手のコンサートを主催している。そしてつい先日には「ビッグエア・アット・フェンウェイ」と題したスノーボードとフリースタイルスキーの大会を開催した。野球専用スタジアムではなく、いろいろなスポーツやエンターテイメントの場として、果敢にチャレンジを続けている。

 また、さまざまな企画を打ち出すだけではなく、時には利益、そして地元のファンが本当に求めている決断に迫られることもある。

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