DeNA若手左腕が熾烈サバイバル ドラ1ルーキーが開幕ローテ入りも?
「テンポ良く投げることを意識」の砂田、大きな注目集めるドラ1今永
先発した石田は4回2安打1失点。ラミレス監督がテーマにしている「内角攻め」も実践した。「内角は苦手じゃないし、しっかり投げ切れたかなと思う」と納得した表情で振り返った。
続いて登板した砂田も負けていない。テンポのいい投球で4回2安打無失点とほぼ完璧な内容。「全体的に落ち着いて投げられたと思う。去年はテンポが良くなかったので、今年はテンポ良く投げることを意識している」と課題も克服した。
ともに昨年、脚光を浴びる存在となった。ドラフト2位で入団した石田はシーズン序盤、左肩痛の影響で出遅れたが、8月にプロ初勝利をマーク。打線の援護に恵まれず、2勝6敗にとどまったが、防御率2・89と安定した投球を見せた。一方、2年目の育成選手だった砂田は6月に支配下契約を勝ち取ると、7月にプロ初勝利を挙げ、シーズン3勝と飛躍の一年となった。
どちらも今年は開幕ローテを争い、成長が期待されているが、もう一人、大きな注目を集める左腕がいる。ドラフト1位の今永である。