前阪神マートン、メジャーで再び輝けるか ラストチャンスに賭ける思い語る
カブスは「プレーする上で特別な場所」
昨季26本塁打の若き強打者クリス・ブライアント三塁手やメジャー屈指のプロスペクトと呼ばれたアディソン・ラッセル遊撃手、一塁のレギュラーは昨季31本塁打、101打点の主砲アンソニー・リゾら内野陣に負けないほど外野陣も豪華。フリーエージェント市場の目玉だったジェイソン・ヘイワードをカージナルスから8年総額1億8400万ドルで獲得。昨季ルーキーシーズンに16本塁打を放ったカイル・シュワーバーら才能あふれる選手が揃う。
「自分としてはやっと帰ってこれた。余分なものを切り捨てて全力を尽くす。どうなるか様子を見よう。ここにはタレントが数多くいるからね」
マートンは記事の中でそう語っており、困難に挑む覚悟を見せている。
「チームの浮き沈みにも関わらず、チームに対して続けている(ファンの)支持を考えると、プレーする上で特別な場所だ」。そう語るマートンは「25歳の時に自分はここにいたけど、まだ自分自身を探す旅は続いている。この作業は終わることはない。でも、自分自身に対する理解は深まっているんだ」と飽くなき向上心を見せている。
日本でプレーしていた時もカブスの試合はテレビでチェックしていたというマートン。古巣に復帰した男はもう1度、メジャーの舞台で輝くことができるか。34歳はラストチャンスに並々ならぬ決意を見せている。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count