梶谷負傷でDeNA布陣も流動的に ラミレス監督は逆境をどう乗り切る?
ラミレス監督が打った手とは
実績のある荒波や若手の有望株・関根、渡辺とこれまでライトの定位置を目指してきた面々でカバーしていくことになると思われたが、ラミレス監督が21日に行われた韓国プロ野球・ネクセンとの練習試合で手を打ってきた。
内野手登録のロマックをライトで起用したのだ。今季加入した新助っ人はこれまでサードが本職だったが、試験的にコンバートを実施。メジャー時代に経験があった外野での動きを確認した。
1試合だけで評価を下すことは難しいだろうが、ロマックのライト起用がうまくいけば、外野の課題は梶谷が不在の間のセンターのみに減る。内野には、ともに手術からの復帰を目指すセカンドの石川、ショート・白崎がいて、今季のキャンプで当たっている飛雄馬をサードで起用することも可能になりそう。比較的、駒が揃っている内野の布陣のバリエーションは膨らみそうだ。
23日の韓国プロ野球・サムスン戦では再びロマックをライトで起用することが発表された。ラミレス監督は今後、ファーストのロペスをサードでテストするプランを持っているとも報道されている。梶谷の離脱という痛手を「怪我の功名」に変えられるか。新監督の柔軟な手腕に期待したいところだ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count