ホークス新助っ人右腕がスゴイ、最速154キロも…1軍デビュー遠い?

ソフトバンクが誇る分厚い選手層

 ソフトバンクの投手陣には実績十分の外国人が顔をそろえている。先発には、昨季加入し、シーズン途中から負け無しの9連勝、ポストシーズンでも黒星がつかず、1年間無敗のままだったリック・バンデンハークがいる。

 リリーフには昨季41セーブのパ・リーグ新記録を樹立したデニス・サファテ、17試合連続ホールドの日本タイ記録をマークしたエディソン・バリオス。現状で、戦力構想ではこの3人が上。アクシデントがなければ、バンデンハーク、サファテ、バリオスが開幕1軍に名を連ねることになる。

 工藤公康監督(52)も、日本の緻密な野球を知ることやセットポジション、クイックなど、日本で戦う上で必要な能力を身に着けることを最優先とし、あくまでスアレスは「育成枠」であるとの姿勢をここまで崩していない。ローテの兼ね合いでバンデンハークが登録抹消されるか、誰かが不振やケガで離脱しない限り、その枠に割って入ることは難しいだろう。ファームでとてつもない成績を残せば、話は変わってくるかもしれないが……。

 これほどの投手が1軍に加われないということは、ソフトバンクの強烈な選手層の厚さを証明しているとも言える。サファテ、バンデンハークといった助っ人に次ぐ存在。スアレスがどれほどの投手になるか、楽しみである。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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