前ヤクルトのバーネット、地元メディアに“日本愛”明かす 「大好きだった」

奥さんも日本好き!? 「東京ならよかったのに」

「6年間、たくさんのものを見た。もっと観光もしたかったけれど、クールなものをたくさん見たよ。自分のお気に入りはカマクラのジャイアント・ブッダだけど、田舎のどこにいっても、想像のつかなかったもの、例えばブッダの像や古い建物などに出くわす」

「人々はとても協力的で、顧客サービスは素晴らしく、いつも快適にしてくれる。覚えているのは雑貨店に妻と娘と入った時のこと。娘が泣き続けていたら、突然、男性が現れて彼女に遊ぶための小さいおもちゃを渡したんだ」

 日本での数々の思い出を振り返り、お気に入りに鎌倉の大仏(ジャイアント・ブッダ)を挙げている。さらに、特集では「バーネットはすでに寿司を恋しがっている」と指摘し、車で夕飯を食べる店を探していた際、奥さんが「東京ならよかったのに」とつぶやいたというエピソードも紹介。右腕は取材に対して「アリゾナでスシを食べられていない。僕はスノッブじゃないけど、日本で長く暮らして、それに近いものの一部になっていただなんて思いもしなかったよ。でも今思い返せば、素晴らしかった」と語っている。

「大好きな」日本で実績を残し、メジャーへの道を切り拓いたバーネット。MLB移籍を決断した胸中を「明らかに好機だった。自分の株が上がっていたし、大リーグで投げるチャンスだった。僕は32歳で若くはなれないし、MLBは一流のリーグだ。最高のタレントがいる。このレベルに辿り着きたいと思わない人がいたら、クレージーだよ」と隠すことなく明かしている。

 ようやく掴んだ大きなチャンス。日本への“愛”を胸に持ち、最高峰の舞台に挑む。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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