仙台育英の卒業式にロッテ平沢&オリ佐藤が出席 「準優勝が何よりの思い出」
平沢と世那はプロでの対戦熱望、「成長して勝てるように」「新しい世那に負けない」
仙台育英の3年間を平沢は「技術はもちろん、人間として成長させてもらいました」と振り返り、仙台育英の秀光中等教育学校から通った世那は「6年間で野球以外の対応力などすべてのことを勉強させてもらいました」と感謝した。昨夏の甲子園で準優勝し、日本代表も経験。「夏の準優勝が何よりの思い出」と平沢が言えば、世那も「夏の甲子園もU-18も全て、いろんな縁があっていい思い出ができました」と納得の高校生活だった。
キャンプを終え、オープン戦を経て、いよいよシーズンイン。1軍キャンプを経験した平沢は「ミスも多いし、バッティングも結果を残せていない。2軍の教育リーグで試合に出て、1軍に戻るので、変わった姿を1軍の方々に見せたいと思います」。1軍レベルの投手のピッチングを間近で見た世那は「今のままでは未熟。力をつけて仙台に戻ってきたい」と誓った。
最後には、2人とも同じパ・リーグとあって、プロの世界での対戦を改めて望んだ。世那が「今の自分では大河に勝ち目はない。成長して勝てるようにしたい」と誓えば、「新しい世那に負けないようにしたい」と平沢。チームメートを卒業し、新たなライバル物語を描いていく。
【了】
高橋昌江●文 text by Masae Takahashi