今春センバツ大会 ブランク出場トップ5と当時の甲子園はどうだった?

12年ぶりは2校が並ぶ

○海星(長崎)15年ぶり

 海星は出場5回目。15年前は2001年。エースは後に西武に入団する左腕・松永浩典投手。初戦でこの大会準優勝する仙台育英(宮城)と対戦。芳賀崇との左腕対決となったが、延長10回で惜しくも3-4でサヨナラ負けとなった。優勝したのは常総学院(茨城)。2年生には横川史学(楽天・巨人)、大崎雄太朗(西武)らが在籍し、Vに貢献。そのほかにも関西創価(大阪)には巨人に入団する野間口貴彦投手、姫路工業(兵庫)には同じく巨人入団の真田裕貴投手、智弁学園には横浜に入団した秦裕二投手、神戸国際大付(兵庫)には坂口智隆外野手(現ヤクルト)、広陵(広島)には新井良太内野手(阪神)、東福岡には吉村裕基内野手(ソフトバンク)らが在籍し、注目されていた。

○日南学園(宮崎)、福井工大福井(福井)12年ぶり

 日南学園は2004年以来、5回目の出場となる。当時は1回戦で甲府工(山梨)に2-3で敗れた。同校では蕭一傑(しょう・いっけつ)がその後、阪神入りしたが甲子園での登板はなかった。福井工大福井(福井)は4回目。前回出場時は社(兵庫)に1-5で敗れた。優勝は上甲監督率いる初出場の済美(愛媛)。2年生エース福井優也(広島)、主砲・鵜久森淳志(ヤクルト)らを擁して決勝で愛工大名電(愛知)を下し、全国制覇した。この年は大阪桐蔭・平田良介外野手(中日)、東北(宮城)・ダルビッシュ有投手(レンジャーズ)、土浦湖北(茨城)エース・須田幸太投手(DeNA)、報徳学園・片山博視投手(楽天)らが出場していた。

 10年以上のブランクといっても最近の出来事のようにも思える。数々のドラマや名プレーヤーを生み出してきたセンバツ甲子園。今大会も熱戦が繰り広げられるに違いない。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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