前田健太、メジャーへ順調に適応 フリー打撃初登板で好投「何も問題ない」
地元メディアに手応え明かす、「すごくいい感じに適応できている」
2月29日(日本時間1日)にフリー打撃に初登板したドジャース・前田健太投手のメジャーへの適応は、順調に進んでいるようだ。MLB公式サイトが報じている。
渡米後、初めて打者と対峙した前田はフリー打撃で2イニングを投げた。打者8人相手に速球、チェンジアップ、スライダー、カーブの4球種を織り交ぜたという。
「彼が前後左右に揺さぶっているのがわかった。スローと思いきや、速球。内角、外角という具合にね。彼との仕事は楽しそうだ」
正捕手のヤスマニ・グランダルは前田の小気味良い投球術に心を躍らせていたという。NPBの公式球よりも大きく、滑りやすいと言われるメジャー球やマウンドの硬さの違いなどで、日本で実績を積み上げた投手も適応に苦しむケースが多いが、前田はここまでのところ順調のようだ。
「全体的に、僕はすごくいい感じに適応できていると思います。何も問題ありません」
記事によると、前田は通訳を介してこう語ったという。デーブ・ロバーツ監督も前田の適応のスムーズさを認めている。
5日(同6日)のダイヤモンドバックスとのオープン戦で実戦デビューを果たす日本人右腕は、開幕直後から快刀乱麻のピッチングを見せてくれるかもしれない。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count