松中信彦、引退に「悔いない」 王会長「常勝ホークスを築き上げた中心選手」

19年の現役生活に幕、「私の野球選手としての人生に悔いはありません」

 昨季限りでソフトバンクを退団した松中信彦内野手(42)が1日、引退を表明した。公式ブログでも「私、松中信彦は本日2016年3月1日をもって現役を引退することに決断いたしました」と自身の決断を報告した。

 42歳のベテラン外野手はオファーやテストの場をつかむことができなかったことを明かし、引退の決断に至った経緯も綴っている。昨年まで2軍でプレーする中で「40歳を越えた自分が若い将来のある有望な選手達の1枠を奪ってしまっているという葛藤」も常にあったという。今回は「期限を決めての最後の挑戦」に踏み切ったが、最終的に所属先は見つからず、現役を退くことを決めた。

 1996年のドラフト2位で福岡ダイエーに入団した松中はホークス一筋でプレーし、19年間で1780試合に出場。5964打数1767安打、打率.296、352本塁打、1168打点。2004年には三冠王にも輝いた。

「19年間、そしてこの4か月。自分でできる事は全てやってきました。私の野球選手としての人生に悔いはありません」と綴った松中はファンや関係者、家族に感謝の意を表した。

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