どうなる、2016年パ・リーグ各球団の「4番打者」 スタイルの違いは?
日ハム中田、西武中村、ホークス内川…各球団の4番打者にタイプの違い
今月25日に迫ったシーズン開幕。各球団とも春季キャンプを打ち上げ、オープン戦で最終仕上げに入っていく。今季を戦うそれぞれのチームの4番打者に注目してみた。
和製大砲として長くその位置に君臨しているのが、北海道日本ハムの中田翔選手と、埼玉西武・中村剛也選手だ。中田選手は昨年、30本塁打。プロ入り後初めて30本の大台に乗せ、打点も2年連続100打点超えとなる「102」をマーク。中村選手は37本塁打で2年連続6回目のホームラン王に輝き、リーグトップの124打点と安定した成績を残した。2人とも、昨年秋のプレミア12日本代表にも選ばれるなど、日本を代表するスラッガーだ。
大砲というタイプではないが、今季も4番として期待されるのが昨年の覇者、福岡ソフトバンクの内川聖一選手。昨年は打率.284に終わり、7年続いてきた打率3割の記録が途切れるシーズンになってしまったが、日本シリーズ進出を決めた昨年秋のクライマックスシリーズファイナルステージでは、3試合連続で決勝適時打を記録。集中力と存在感を見せつけた。
トリプルスリーの柳田悠岐選手、35本塁打の松田宣浩選手と長距離打者もいる中、安打量産タイプの内川が4番に座ることで、穴のない打線が完成する。