元阪神のマートン、カブスキャンプ再合流へ 「虫垂摘出手術を受けていた」
外野に戦力揃うカブス、メジャー昇格へは険しい道のり
同紙によると、本人は地元メディアに対して、今回の経緯を説明したという。1週間前の先月25日の夜に違和感を感じたというマートンは、同26日は普通に練習。しかし、その午後に吐き気を感じたという。そして、同27日の朝には痛みが腹部の左から右に移ったといい、「数時間後、私は虫垂の摘出手術を受けていました」と話している。
手術は無事終わり、7日にはキャンプに戻る予定。ただ、カブスの外野にはヘイワード、ファウラーといったレギュラー陣に加え、若手有望株のソレア、本来は捕手のシュワーバーら実力者が揃う。ビクトリーノら実績のある選手もマートンと同じように招待選手としてキャンプに参加中で、メジャー昇格への道のりは険しい。今回の虫垂炎も試練と言えそうだ。
来日1年目の2010年にシーズン最多記録(当時)の214安打を放ち、阪神ファンから絶大な人気を誇った元助っ人は、決意をにじませるように髪を短く刈り込み、キャンプに臨んでいる。手術による出遅れを取り戻し、メジャー昇格を果たせるだろうか。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count