金本阪神、本拠地初陣は黒星スタート 新指揮官には大歓声
先発能見は4回無失点と好投
新生・金本阪神の本拠地初陣は黒星スタートとなった。
5日、甲子園でのロッテ戦。虎党の大歓声が舞う中、先発メンバーは西岡、鳥谷、ゴメス、福留らが名を連ねベストメンバーともいえる布陣。先発の能見が4回無失点と好投を見せたが、5回から2番手で登板したドラフト5位ルーキー・青柳が3連続四球を与えるなど2回1安打3四球2失点。初球から10球連続ボールと制球に苦しんだ新人右腕は「緊張もあって制球に苦しんだ。それでも2イニング目は落ち着いて投げられた」と、初の1軍マウンドを振り返った。
打線は1-2の8回にロッテのリリーフエース・大谷から3安打を集中し同点に追いついたが、直後の9回に中日からFA移籍した高橋が味方エラーも絡み2点を献上し2-4で敗れた。
現役時代に何度も甲子園を沸かせた鉄人は指揮官として再び甲子園に姿を見せた。久しぶりに見る本拠地の風景に金本監督は「ベンチの位置、景色が変わったことないから。どうということはないよ」と口にしたが、2016年初となる本拠地凱旋試合に、集まった虎党からは大歓声が鳴りやまなかった。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count