阪神・藤川、巨人戦で好投! 金本監督に“甲子園初勝利”プレゼント
2012年9月13日以来の甲子園マウンド、4回3安打1失点
4年ぶりに日本球界に復帰した阪神・藤川球児投手(35)が6日の巨人戦(甲子園)で先発。4回3安打1失点の好投を見せ、金本監督に甲子園初勝利をプレゼントした。
初回はいきなり先頭の立岡に中前打を浴び、1死三塁から長野の中前タイムリーで先制を許したが、2、3回と三者凡退に抑える。4回は2死二塁から岡本を三ゴロに仕留め予定された4イングを投げ抜いた。
最速は145キロだったがカーブ、スライダー、フォークなどを有効に打ち取る投球に専念した。なかでも効果的だったのは右打者の内角を突くツーシーム。2回の先頭・岡本は三飛、続く小林を三ゴロに仕留めた球は効果的だった。
甲子園のマウンドは2012年9月13日のヤクルト戦以来、1270日ぶり。さらに先発としては2003年9月19日の巨人戦(東京ドーム)以来、実に4552日ぶり。登板を終えた藤川は「初回は硬くなりすぎたかな。立ち上がりが課題なので次に持ち越しです」と口にした。
150キロを超える火の玉ストレートで通算220セーブをマークした右腕。だが、チーム事情から今季は多彩な変化球を駆使する先発型にモデルチェンジした。
すでに金本監督はローテ入りを示唆しており、3月25日からの開幕カード・中日3連戦(京セラドーム大阪)での先発が有力となっている。先発として新たなスタートを切った藤川球児の第二章が幕を開ける。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count