米メディアも注目、田中将大と前田健太の“同世代初対決”は実現するか
ここまで順調な仕上がり見せる両投手
田中は過去2シーズンで2桁勝利を挙げたものの、いずれも規定投球回に到達しておらず、新シーズンに向けて万全を期すために昨年10月に右肘の骨棘除去手術を実施。スプリングキャンプではこれまで以上に順調な仕上がりを見せている。これを受け、ヤンキースのジラルディ監督も、早くも2年連続の開幕投手に起用することを示唆している。
一方の前田も調整段階から評価を高めており、今月5日のオープン戦初登板でもナ・リーグ西地区のライバル、ダイヤモンドバックス相手に2回1安打無失点と安定した投球を披露。ロバーツ監督は地元メディアに「直球の制球力を確かめたかった。その他の球種を投げることは知っていたからね。打者のスイングを見る限り、しっかりと惑わすことができていたようだ」と語り、上々の評価を下していた。
開幕が近づくに連れて米国内の注目もさらに高まってきている前田と田中。シーズン終盤の直接対決を実現させるには、両投手とも大きなケガや体調不良なく、安定した投球を見せ続けなければならない。今年28歳を迎える2投手はともに輝けるか。新シーズンの飛躍に期待したい。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count