昨季は“失速”の田澤純一、巻き返しへ―今年もRソックスに「不可欠な要素」
首脳陣も高評価、ファレル監督も「本当に良いボールを投じていた」
カール・ウィリス投手コーチは「最も大きいのは投げた球の最後の動き。変化球のキレに、速球の伸びだ。スピードガン計測は全てを教えてくれないもの。思うに去年は、彼が悪いわけではないけど、ほんの少し疲れてたね。同じような動きを見ることがなかったけれど、(今年は)それが戻ってきたよ」と分析。ジョン・ファレル監督も「本当に良いボールを投じていた。直球は狙ったところに制球されていた。彼の投げっぷりからして、昨シーズン終盤の疲れが後を引いているということはなさそうだ」と称えている。
今季はキンブレルとスミスが加入し、昨季までの絶対守護神・上原浩治もセットアッパーに回るなど、ブルペンは豪華な陣容となった。ただ、田澤の存在価値は変わらないと記事では分析している。キンブレルとスミスの獲得に言及した上で「同等にタザワは依然として計画の不可欠な要素だ」と指摘。レッドソックスの狙いについて、こう明かしている。
「レッドソックスは特にもうすぐ41歳となるウエハラなどの潜在的な酷使を避けるため、基本的に4人で試合終盤の3イニングに対応する、選手層の厚みを頼りにしている。もしタザワがかつての姿を取り戻さなかったら、明らかに厚みはなくなる」