昨季は“失速”の田澤純一、巻き返しへ―今年もRソックスに「不可欠な要素」

シーズン終了後にはFAで去就も注目、活躍すれば「確実に複数年契約に」

 田澤にとっても勝負のシーズン。シーズンを通して結果を残せば、FAとなるオフに大型契約をつかめる可能性は高い。今季は337万5000ドル(約3億8400万円)の1年契約を結んだが、シーズン後にはレッドソックス含めた複数球団の争奪戦の末に複数年契約を結ぶことになりそうだ。ただ、昨季よりもさらに成績を落とすようなことがあれば、厳しい状況に追い込まれることもあり得る。

 記事でも「これまでの実績以上のシーズンをもたらせば、タザワは確実に複数年契約に至るだろう。昨年のように苦しんだ場合には、単年契約がよりふさわしい。全く立ち直らなかった場合は、すっかり食いぶちを失うかもしれない」と分析している。

 シーズンで活躍することだけを見据えている右腕は、契約について「そういうことは終わってから」と言及。その上で、右肘靭帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)を受けた経緯もあることから、レッドソックスには恩があると同紙に話している。

「(2011年に)自分が怪我をした時に、この球団はしっかりと取り計らってくれた。自分はそれをとても感謝している。当然、自分は球団のために投げたい。そうせずにはいられない。自分に価値があると証明しなければいけない球団だから、そうしようと思っています」

 田澤がレッドソックスのためにフル回転し、大型契約で残留すれば、それは両者にとって最良の結果。注目のシーズンとなる。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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