上原浩治、今季初実戦で1回2K 指揮官は「素晴らしいスプリットの動き」
本人もスプリットに満足「投げられるかどうか確認したかったし、それはできた」
この日は1失点での“デビュー”となった上原だが、指揮官は全幅の信頼を崩そうとしていない。
「8月以来のコウジの復帰戦だが、想定通りだった。相手はヒットアンドランに成功し、ゴロがいいところに転がったが、彼のスプリットは素晴らしい動きを見せていたと思う。登板を重ねれば、腕に力は戻るだろうし、ファストボールの威力も増すと思う」
記事によると、ファレル監督はこう語ったという。伝家の宝刀スプリットの切れ味は抜群と絶賛し、開幕前にオープン戦での実戦を重ねれば、圧倒的な制球力と切れ味を誇る速球の威力も高まると確信している。
「マウンドに立てて、怪我なく登板を終えることができていい感じです。今のところ、違和感は全くありません。でも、久々の投球だったので、違和感があったかどうかも本当のところは分かりません」
4月3日に41歳の誕生日を迎える大ベテランは、地元メディアの取材に対して、復活の1イニングをこう振り返っている。また、指揮官に賞賛されたスプリットについては「僕の決め球はスプリット。投げられるかどうか確認したかったし、それはできた」と手応えを明かしたという。今年も魔球を武器に三振の山を築いてくれそうだ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count