特徴は1、6番にあり!? 「ベストメンバー」に見るラミレスDeNAのスタイル

1番にパンチ力のある白崎を選んだ理由は?

 1番には4年目の白崎を選んでいる。12年ドラフト1位で入団した内野手は、持ち前のパンチ力を武器にして、駒大時代は主軸を打つ機会が多かった。昨季は出場81試合ながら、6本塁打をマーク。そんな25歳をリードオフマンに抜擢するとなれば、いわゆる俊足好打の一般的な1番像とは異なる。

 ラミレス監督は「ストレートに対応できて、出塁できる。ホームランを打つことのできるパワーを望んでいる」と1番打者の理想像を説明し、白崎を起用する意図を明かした。

 相手にとっては、立ち上がりから神経を使うことになるだろう。初回先頭から一発を秘めた打者と対峙する。実際、発表前に行われた8日の中日とのオープン戦でも先頭打者アーチを放ち、流れを一気に呼び込んでいた。「攻撃的1番打者」は、相手投手に嫌がられる存在になる。

 そして、6番には倉本を選んだ。チームによってはクリーンアップが塁上に残っている場合、それを本塁に返すクラッチヒッターを起用することも多いが、倉本はこれまで下位打線で起用されることが多く、どちらかといえばつなぎの打撃スタイルだった。ここも一般的な6番像とは違うかもしれない。

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