前田健太がMLBでも継続するマエケン体操 身体の専門家が分析する効果は?
マエケン体操は子供にも最適なウオーミングアップ法?
最後にリラックス効果を挙げ、「うまく力を抜くことです。ボールに効率的に力を伝えるためにには、自分が無駄な力を抜くことが大事になります。この体操をすると、実際にマウンドで投げる際、自分の体を最大限に使える感覚になるのではないでしょうか」と指摘した。
新盛院長は一見ユーモラスな動作のマエケン体操が秘める効能を4つ説明している。これはトップアスリートのみならず、野球少年にとっても最適なウオーミングアップ法だという。
「子供たちはこの動きを真似できるように練習するのもいいと思います。教わるのでなく映像を見ながら真似をする。どう動けば前田選手に近い動きになるのか、試行錯誤していくことが大事になります。教わった方が早く実践できるようになりますが、それではなかなか身につきにくいものです。試行錯誤という部分は、自分自身も最近の指導で心がけていることです」
子供にとっても高い効果が期待されるマエケン体操。次代のエース育成の“ミラクルレシピ”になるだろうか。
◇新盛淳司
(しんもり・じゅんじ)【新浦安しんもり整骨院入船院】入船しんもり鍼灸整骨院、【新浦安しんもり整骨院今川院】今川しんもり整骨院、クローバー鍼灸整骨院代表。柔道整復師、鍼灸師の資格を持ち、関節ニュートラル整体普及協会会員。デフ(ろう者)フットサル女子日本代表トレーナー。サッカー元日本代表MF中村俊輔をセルティック時代から支える。ブリオベッカ浦安チーフトレーナーも務める。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count