韓国球界とMLBの関係性深まると米紙 米スカウト「レベルは本当に高まった」

米国でプレーする韓国人選手が増加傾向

 韓国球界とMLBとの関係性がここ10年で深まっていると米メディアが伝えている。

 今季は韓国球界で2年連続50本塁打以上を記録した朴炳鎬がネクセン・ヒーローズからツインズに加入したほか、左打ちの好打者、金賢洙がオリオールズと契約。さらに日本球界経由で呉昇桓(前阪神)がカージナルス入りし、李大浩(前ソフトバンク)もマリナーズとマイナー契約を結んだ。

 また、昨季は“韓国のAロッド”と称される姜正浩がパイレーツと4年契約を締結。ドジャースには柳賢振投手、レンジャーズには秋信守外野手らも所属しており、米国でプレーする韓国人選手は増加傾向にある。

 これを受け、米地元紙「スター・トリビューン」電子版が「韓国のMLB供給路が拡大中」の見出しで特集記事を掲載。韓国球界の評価が高まっている様子を伝えた。

 記事によると、ツインズの国際スカウト主任を務めるハワード・ノーセッター氏は近年、「韓国国内の野球のレベルは本当に高まった」と感じているという。同氏は「おそらく10年くらい前から、変化を感じ始めた。打席でのアプローチ。体格。私が向こうで最初に活動し始めた頃は、走れる選手も剛球を投げる選手もそれほど多くなかった。今やどのチームも走り、剛球を投げている」とコメントしている。

 昨季はメジャー1年目の姜正浩がリーグ終盤に負傷離脱するまで打率.287、15本塁打、58打点の成績を残した。今季は果たしてどの選手が頭角を現すだろうか。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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