米メディアが岩隈久志の重要性特集 同僚も全幅の信頼「リーグ最高の一人」

同僚も驚く岩隈の投球と精神面

 クルーズは「95、96マイル(153~154キロ)の球は見当たらない。良くて、88から90マイル(142~145キロ)。でも見え方としては、球がすぐにくるんだ。しばらくしてから、『何が起こった?』ってね」とその投球に幻惑されてきたことを明かしている。

 若手投手のタイワン・ウォーカーも「いつも彼と話をするんだ。クラブハウスでも、試合中でも、彼の試合のイニング間も。彼は僕が見てきた中で一番の制球力を持っている。もちろん彼は力で圧倒するタイプではないから、工夫し、打者をよく勉強しなきゃいけない。彼が本当に秀でている部分の一つは、打席にいる打者についてよく知っていること。まさに打者が弱点とし、彼の強みとする所に投げるんだ」と尊敬の念を抱いている様子で、「彼はいつも落ち着いている。困難を抱えてもパニックにならず、同じ精神状態を保っているんだ。全てが平穏。ノーヒットノーランを達成した時ですら、全てが同じに見えた。無安打が続いているのか、トラブルになっているのか判別できないんだよ」と語っている。

 それだけに、岩隈がドジャース移籍が決まりかけた際はチームメイトの動揺も誘ったようだ。

 記事によると、エースのヘルナンデスもショックを受けたようで、「彼が行ってしまったと知って動揺したよ」と振り返っている。

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