迫る開幕、前田健太の注目度は? 米紙特集「覚えてくおくべき選手」で11位
前田は「自分自身に大いに賭けている」
ここまで3度のオープン戦登板を終え、メジャーへの適応に手応えを見せているドジャース前田健太。15日(日本時間16日)のホワイトソックス戦では4回途中2失点(自責0)と“初失点”を喫したものの、直後に更新したブログでも「球数をしっかり投げ状態も上がってきたので良かったと思います!」と前向きに綴っている。
先発ローテの一角として期待される右腕の注目度はどの程度なのか。今月上旬に米全国紙「USAトゥデー」電子版が「MLBで2016年に覚えておくべき100人の選手」という開幕前恒例の特集を実施。新戦力トップ100の中で、前田を11位に位置付けた。
広島から移籍した日本人右腕について、寸評で以下のように解説。
「日本からの輸入選手は自分自身に大いに賭けている。インセンティブを詰め込んだ比較的に安価な総額2500万ドルの8年契約を結んだ。27歳の前田はもっと巨額の契約金になると当初予想されていたが、肘と耐久力への懸念が彼の価値を下げた。先発ローテーションの3、4番手として素晴らしい投手と評価されたが、シーズン途中に肘の手術からブランドン・マッカーシーが復帰するまで、前田はドジャース先発陣で唯一の右投げ投手となる」
ドジャース先発候補は最強左腕カーショーをはじめ、カズミアー、アンダーソン、柳賢振、ウッドら左腕の層が厚い反面、右投げが手薄。その中で前田は入団当初から先発ローテの3番手として期待を寄せられてきた。スプリングキャンプ合流からオープン戦と順調な仕上がりを見せており、首脳陣やチームメイトからもここまで高評価を得ている。