OP戦の自責は未だゼロ、高まる前田健太の評価 「彼の投球はあまりに多彩」
16日Wソックス戦の女房役も評価、「高めのボールでも打者を十分に幻惑できる」
ドジャースの前田健太投手がスプリングキャンプ中に評価を上げている。A・J・エリス捕手が日本人右腕について「あまりに多彩」と絶賛したことを地元紙「オレンジカウンティ・レジスター」が報じている。
前田は15日(日本時間16日)のホワイトソックス戦でオープン戦3度目の先発マウンドに上がった。3回2/3を投げ、2失点を喫したが、自責はなし。3奪三振2四球の内容だった。
3試合で8回2/3を投げ、未だ自責点ゼロの右腕は、この試合で女房役を務めたエリスから絶賛されている。
「彼のピッチングはあまりに多彩なんだ。ストライクゾーンの低めにボールを集めることができる。高めにもコントロールできる。高めに速球を投げると(相手に)魅力的なボールに見えるけど、打者相手の一呼吸を置くこともできるし、目線を変える効果もあるんだ。高めのボールにも打者を十分に幻惑できるものがある」
記事によると、エリスはこう話したという。抜群の制球力を誇る前田には、速球などで打者を幻惑し、多彩なピッチングを展開できる高い能力があるという。
左腕揃いのドジャースで、前田の現時点の評価は先発3番手。エースのクレイトン・カーショー、スコット・カズミアーに続く存在と見られている。ただ、今季フリーエージェントで加入したカズミアーは速球の球速が上がらずに苦しんでいると特集ではレポート。ジワジワと評価を高める前田が、2番手に序列を上げることもあるのだろうか。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count