MLBで“大事件”!? 息子のロッカー立入禁止に激怒→引退表明→同僚も激怒

エース左腕もクラブ批判、「信じていた人間から厚顔の大嘘をつかれていた」

 だが、選手の怒りは収まっていないようだ。記事では、クリス・セール投手がウィリアム氏の行動に激怒していると言及。エースは以下のように怒りをぶちまけたという。

「嘘っぱちだ。我々が信じていた人間から厚顔の大嘘をつかれていたんだ」

 シカゴ・サンタイム紙のダリル・ヴァンショーウェン記者は、変則左腕が憤怒している様子を、自身のツイッターでレポートしている。

「セール曰く、KW(ウィリアム氏)は選手に監督がドレイクについて文句を言っていると話していた。そして、監督には選手から苦情が出ていると話していた。ここにきて、オーナーからの苦情だったと話している」

 ヴァンショーウェン記者によると、セールは強化幹部に対する批判をメディアに大展開。自分のロッカーにラローシュのユニフォームを2着掲げるなど、フロントの対応のまずさを糾弾し、一歩も引く様子はないという。記事によると、選手会にも今回のラローシュ問題の調査を依頼するなど、スプリングトレーニング中のメジャーを揺るがすほどの大事になっている。

 昨季、打率2割7厘、12本塁打、44打点と不発だったラローシュの奮起を促すためのクラブ側の働きかけは、大事な戦力を引退させ、エースを激怒させるという悲惨な顛末となっている。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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