2年目飛躍へ西武・高橋光が秘める思い 「大エースの意志を受け継ぎたい」
勝負の2年目、「今年の方がプレッシャーは強い」
シーズンオフは、「キャンプ初日からしっかり投げられること」を目標に西武第二球場で調整。2年目で初めて一軍キャンプに合流し、緊張感のある中で今季をスタートさせた。
「今まであまり投げ込みをしてこなかったんですけど、今年のキャンプでは自分なりに結構投げ込むことができて、それはよかったと思います。でも、体力的にも精神的にもまだ慣れないことが多くて、大変なこともたくさんありました。ブルペンでの出来がよくなかった時には、増田(達至)さんが『俺にもそんな時があったから焦らずやれよ』と声を掛けてくれて、すごく勇気づけられました」
今年の目標は開幕ローテーションの最後の枠に入ることだった。しかし、そのために結果が求められるオープン戦でアピールできず二軍落ち。ただ、2月21日の韓国ロッテ戦では4回4奪三振できっちりゼロに抑え、自分の思い描くボールが投げられたという収穫もあった。
「今年の方がプレッシャーは強いですね。自分でプレッシャーを掛けすぎていて、ちょっと気負い過ぎている感じがするので、もう少し気持ちを楽にしたほうがいいんじゃないかと自分でも思っているんです。
あと、2年目で研究されているっていう声もありますけど、まだ対戦していない選手もたくさんいるし、僕も自分なりに強化しているので、自分のスタイルは今年も変えずにやっていきたいと思っています」