日ハム栗山監督、2戦連発の中田に「これが普通」
主砲がOP戦で順調な仕上がり、栗山監督も期待大「どれだけすごいのかを示すシーズン」
日本ハムの栗山英樹監督が19日、中田翔内野手への高い期待感を口にした。
中田はヤクルト戦(札幌ドーム)で「4番・一塁」でスタメン出場。2回先頭で、石川のカットボールを左翼席中段まで飛ばす先制のオープン戦3号ソロ。17日のソフトバンク戦(鎌ヶ谷)に続き2試合連続の一発を放った。
5回1死三塁ではきっちり中犠飛。まさに4番の仕事ぶりだったが、栗山監督は決して表情を緩めることはなかった。
「状態は良さそうだね。良くはなってきている。悪くはないね」
大谷翔平投手に対するのと同様に厳しく接するのも理由がある。今年4月22日で27歳。「翔はキャリアハイを残す年齢に来ている。3冠王を取れるだけの技術を持っている」と期待している。
「何度も言うように、今年は中田翔という打者の本質的なモノが、どれだけすごいのかを示すシーズンだと思っている。だから、これが普通。打線の雰囲気が変わる? それが4番の仕事だから」
オープン戦は2試合を残し、打率2割8分6厘、3本塁打、6打点と順調に数字を伸ばしている。中田は「いいスイングが出来た。絶好調ではないが、ケガなく出来れば。しっかりとバットは振れている」と力を込めた。悲願の3冠王へ、豪快な打撃に期待したい。
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count