イチローは「医学的見地からも驚異的」と米紙 元同僚も驚嘆「信じられない」
イチローは「医学的な見地からも驚異的」、ベルトラン「来た時から規格外の選手だった」
記事では、トレーニング面やフィジカル面でいまだ衰えを見せないイチローを「医学的な見地から言って驚異的な存在」と評し、3000安打到達の確率にも言及。セイバーメトリクスの大家とされるビル・ジェームズ氏考案の指標「ザ・フェイバリット・トイ」で97%と算出されていることを紹介している。
この指標によると、2000安打以上、3000安打未満の現役選手(全7選手)の中では、イチローはエイドリアン・ベルトレ(レンジャーズ=2767本)と並びトップタイで、アルバート・プホルス(エンゼルス=2666本)89%、ミゲル・カブレラ(タイガース=2331本)76%と続き、ベルトランは0%となっている。ベルトラン自身、「3000安打? 無理だよ。現時点では、そこまでたどり着くのにどれだけプレーしなければならないのか分からない。1年の間の短期間のゴールに集中しようと思っているよ。チームに貢献しベストの1年を過ごせるようにね」と語っているという。
メジャーで18年間プレーしているベルトランでさえ、残り3000安打まで546安打。だからこそ、イチローが積み上げてきた数字の凄さを人一倍理解できるのだろう。記事の中で、「想像してみなよ? 信じられない。彼はMLBにやって来た時から規格外の選手だった。彼のような偉業を達成することは、とても感銘的だ。人間的にも素晴らしい。幸運を祈っているし、彼には是非、今年達成してもらいたい。成し遂げるよ」と語り、エールを送っている。
イチローは昨年に続き、マーリンズでは控え外野手の位置づけで、どの程度出番が回ってくるかは不透明。それでも体調管理やトレーニングに最善を尽くし、新シーズンに備えている。フィジカル面はいまだトップクラスで、チームメイトや首脳陣からもリスペクトされているレジェンド。偉業達成の瞬間はいつ訪れるのだろうか。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count