田中将大、開幕へ不安… 2被弾含む4回7失点に「考えすぎてる部分がある」

「球が全部高かった。シーズン中ではなくてよかった」

 最速は89マイル(約143キロ)で、スプリットは82マイル(約132キロ)程度に終わるなど、球速も出なかった。「自分の中で考えすぎて、体がしっかり動いてない部分もある」。高めに浮いたボールをことごとく痛打され、「変化球にしても直球系にしても、球が全部高かった。シーズン中ではなくてよかったなと、そう考えるしかないですね」と話した。

 ただ、初回に昨季ナ・リーグMVPのハーパーを迎え場面では「自分の中で『これやっていけるかな』という、バッターとしっかり勝負して『この感覚だな』というのはあった」。結果は右飛に抑えた。「その後、3回にあれだけ打たれてしまったところがなんとも言えない部分ですけど…」と話したものの、「気持ちの中で『バッターとしっかり勝負して』っていうのが見えたことはよかった」と収穫もあった。

 開幕までは残り1試合。オープン戦の防御率は7.36へと跳ね上がってしまった。「もう1回、今日のことも含めて自分の考えをしっかりと整理して、次しっかりとマウンドに立てるようにやっていきたい」。メジャー3シーズン目へ、立て直すしかない。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY