田中将大、4回7失点の乱調 開幕へ残り1試合、指揮官は「次の登板が大事」

ジラルディ監督は制球難に苦言も「良い感覚をつかんでシーズンに入ってほしい」

 ヤンキースの田中将大投手は23日(日本時間24日)、オープン戦4度目の登板となったナショナルズ戦で4回9安打2被弾7失点と炎上した。初回に1点を失うと、3回にドリューとラモスに一発を浴びるなど6安打6失点。4回68球で降板した。開幕投手候補の右腕の乱調に、ジョー・ジラルディ監督は「次の登板が大事」と話した。

 降板後には「自分の中で今うまくいっていない。考えすぎている部分がある」と振り返った田中。オープン戦はここまで4試合で計11イニングを消化。前回、そして今回の登板と球数がかさみ、最高で4イニングしか投げられていない。ただ、球数が増えていることで、開幕への準備は進んでいる。

「試合の状況、流れがあると思うので、イニングはしょうがないかなと思います。自分がしっかり投げていれば長いイニングはもちろん少ない球数で投げられるとは思いますけど。でも、一番は球数を投げることじゃないですか」

 この日は68球を投げられたことが、収穫の1つだ。

 開幕まで登板は残り1回。ジラルディ監督は「球にキレがなかった。コントロールも良くなかった」としながら「良い感覚をつかんでシーズンに入ってほしい。次の登板が大事になってくる」と立て直しに期待した。最後の1試合で、不安を払拭できるか。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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