日ハム中田、開幕投手の大谷に独特エール 「適当にやれ」
ロッテ涌井と“最多勝対決”臨む右腕
日本ハムの中田翔内野手が開幕投手の大谷翔平投手へ「適当にやれ」とエールを送った。
大谷は25日のロッテ戦(QVCマリン)で開幕投手を務める。ロッテの開幕投手は涌井秀章。昨季ともに15勝を挙げ、タイトルを分け合った右腕と“最多勝対決”となる。不動の4番は開幕2日前の23日に独特の言い回しでエールを送った。
「自然体でいいんじゃないですか? いい意味で適当にやればいいんじゃないかなと思います」
昨季、最多勝(15勝)最優秀防御率(2・24)、最高勝率(7割5分)でリーグ投手タイトル3冠に輝いたとはいえ、まだ21歳。開幕投手は昨年に続き2度目の経験だ。
対する涌井も開幕投手は2年連続だが、西武時代を含め自身7度目と経験豊富。それでも、主砲は若き剛腕への厚い信頼を口にする。
絶大な信頼「自然体で投げている時の球はそう簡単に打たれない」
「アイツが自然体で投げている時の球は、そう簡単に打たれない。変な話、ど真ん中に投げても、アイツの球なら簡単に打ち返せる球ではない」
大谷はQVCマリンでプロ通算3度目の先発。1年目の13年7月30日に4回5失点KOされたが、昨年8月18日は最速161キロの直球を軸に12奪三振、6安打無失点で完封勝利を飾った。対する涌井は昨季11試合に先発し、7勝2敗、防御率2・86と得意だ。
「(大谷は)やっぱり力んでしまったり、ストライクを取り急いだりしている場面で打たれているケースが多い。翔平に限らず、他の選手も自然体で。オープン戦の延長で試合に入れればいいんじゃないかね」
今や球界のエースとなった大谷。それでも、豪快な4番のエールは心強い後押しとなるに違いない。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count