広島・黒田が7回1失点の力投で今季初登板初白星 新井同点打&天谷決勝打
ベテラン右腕が日米通算194勝目、広島を今季初勝利に導く
広島がベテラン勢の活躍で今季1勝目を挙げた。26日のDeNA戦(マツダスタジアム)で今季初の先発登板に臨んだ黒田博樹投手が7回を9安打1失点の力投を見せると、1点を追う6回には新井貴浩内野手が同点打。一気に逆転に成功し、3-1と競り勝った。
41歳のベテラン右腕は初回、白崎、ロペスと2三振を奪うなど3者凡退に仕留める上々の滑り出し。一転、2回以降は毎回走者を背負う苦しい展開となり、5回1死一、二塁から荒波に先制打を許す。
それでも粘りの投球で大崩れしない右腕に、打線が奮起。6回、相手先発・久保康から先頭の丸、ルナと連打で一、二塁とすると1死後に新井がセンターへタイムリーヒット。39歳のベテラン打者の一振りで追いつくと、続く天谷がライトへ勝ち越し打。一気に逆転に成功する。
8回にも1点を加えた広島はジャクソン、中崎と継投し勝利。黒田は今季初登板初白星で、日米通算194勝目(NPB115勝、MLB79勝)となった。試合後、お立ち台に上がった右腕は「逆転があったんで自分の中でもう一度気持ちを入れ直してマウンドに上がれた」と打線に感謝した。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count