開幕2戦目で猛打賞の広島・丸「打ち損じがなく打てた」 新打法に手応え
初戦はノーヒット、「初回の三振を引きずってしまった」
26日のDeNA戦で、広島の丸佳浩外野手が3安打猛打賞でチームの勝利に貢献した。緒方監督が菊池とともにチームの主軸に期待する9年目の26歳が、昨季の雪辱を期したシーズンで好スタートを切った。
初回の第1打席で今季初安打となる三塁打を放った丸は、6回には先頭打者として逆転劇の口火となるセンター前ヒットで出塁し、続く7回にも安打を放って猛打賞を記録した。
4打席ノーヒットに終わった開幕戦は「初回の三振を引きずってしまった」が、「今日は気持ちを切り替えて打席に入れた。甘い球ではなかったが、強引になれずにいけたのがよかった。打ち損じがなく打てた」と、わずか1試合で修正してみせた。
昨季は主軸に期待されながら打率.249に終わり、今春のキャンプでは大幅な打撃改造を行った。その成果が開幕2戦目で早くも出た形となり「今日の感じを忘れずにいきたいです」と、新打法に手応えをつかんだ様子だった。
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大久保泰伸●文 text by Yasunobu Okubo