上原浩治、パイレーツ戦で1回無失点 指揮官評価「いいピッチングだった」
スロー調整から復帰、OP戦3度目の登板で上々の内容
レッドソックスの上原浩治投手が30日(日本時間31日)、パイレーツとのオープン戦で今季3度目の登板を果たした。ここまで「全体的な違和感」でスロー調整となっていたベテランは5回から1イニングを投げ、1三振を含む3者凡退のパーフェクトピッチング。4月4日に敵地インディアンス戦で迎える開幕戦に仕上げてきた。地元紙「ボストン・グローブ」は「コウジ・ウエハラがマウンドに復帰後、自信を示す」と特集している。
3月16日のツインズ戦で0回2/3を投げ、4安打4失点。その後、上原はスロー調整となり、ジョン・ファレル監督は「全体的な違和感」と話していた。
この日でオープン戦登板は3試合目だが、上原に不安はないという。通訳を介して「気持ちが乗っている時には、自分の準備はできているということです」とコメントしている。
記事によると、パイレーツ戦の投球はファレル監督も高く評価。「ボールのキレが随分増していた。ストライクゾーンを速球で攻めることができれば素晴らしい展開になる。ファストボールと変化球の使い分けも良かった。今日はいいピッチングだった」と称えている。
今季はメジャー最強守護神クレイグ・キンブレルをパドレスからトレードで獲得した影響で、上原はセットアッパーに転向することになった。開幕前日の4月3日に41歳の誕生日を迎える上原は今季メジャー年長選手のトップ4に入る。経験豊富な右腕はベテランならではの調整力できっちりと開幕に合わせてきた。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count