岩隈久志がマイナーとのOP戦で2回1失点 マ軍監督は好感触「心配ゼロ」
全幅の信頼寄せられる岩隈、サーバイス監督「確実なピッチングをしてくれる」
マリナーズの岩隈久志投手が3月31日(日本時間4月1日)にパドレス傘下の2Aチームとのオープン戦に登板し、2回を投げ、2安打1失点という内容だった。2試合連続でマイナー相手のマウンドで最終調整を行った日本人右腕に対し、スコット・サーバイス監督は「心配ゼロ」と全幅の信頼を寄せている。MLB公式サイトが報じている。
この日は24球を投げ、2安打2奪三振、1四球。記事によると岩隈は通訳のアントニー鈴木氏を介して、「今の状態に満足しています。開幕への準備もできています。今日はいくつかのボールに関して修正をしたかった。それができたので嬉しかった」とコメント。また、約2週間前にできた右中指のマメに関しては問題はないと語ったという。
記事では「スプリングトレーニングで最後のマウンドでスライダーとカーブにキレを増した」とレポート。前回登板は変則ルールのマイナーの練習試合に登板し、6回81球を投げた。メジャー相手のオープン戦は前田健太投手との日本人対決となった3月21日のドジャース戦(4回1/3で8安打3失点)が最後。それでも今季から指揮を執るサーバイス監督は「心配ゼロ。彼はプロ。誰が相手だろうが、確実なピッチングをしてくれる。テキサスに遠征した時に、快投を見せてくれる準備はできている」と語ったという。
34歳の右腕は5日の敵地レンジャーズ戦で今季初登板を迎える予定。レンジャーズの左腕マーティン・ペレス投手と投げ合う見通し。今季もエースのキングことフェリックス・ヘルナンデス投手に続く先発ローテ2番手として活躍が期待されている右腕。いよいよ始まる本番でどんな投球を見せてくれるのか、注目だ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count