日ハム大谷、今季初白星ならず 「全体的に良くなかった」
地方球場の連続イニング無失点は「36」でストップ、チームはサヨナラ勝ち
日本ハムの大谷翔平投手が、1日のソフトバンク戦(静岡)で今季2度目の先発。6回5安打1失点で勝利投手の権利を持って降板したが、8回に救援陣が同点に追いつかれ、今季初勝利とはならなかった。試合は9回に陽岱鋼のサヨナラ打で4-3と勝利した。
1934年に伝説の大投手・沢村栄治がベーブ・ルースらの全米選抜を相手に快投した静岡・草薙球場。剛腕は風速10メートル以上の強風に苦しみ、6回中5イニングで得点圏に走者を背負う苦しい投球だった。それでも、スコアボードの球速表示で「180キロ」と誤表示された剛速球で粘りに粘った。
初回2死一、二塁ではカニザレスを遊ゴロ。2回1死一、三塁では斐紹を中飛、福田を空振り三振に仕留めた。3回1死一、三塁ではカニザレスを空振り三振、松田 を右飛。4回2死三塁では福田を2打席連続の空振り三振に抑えた。
6回無死一、三塁で今宮の遊ゴロ併殺打の間に1点を失った。新人から続けていた地方球場での連続イニング無失点は「36」で止まったが、6回105球、6奪三振5四死球、5安打1失点の力投だった。
大谷は「全体的に良くなかったですね。先制してくれたんですけど、毎回ランナーを出してしまい、テンポのいい投球が出来ませんでした。唯一良かったところは要所で抑えられたことぐらいです」とコメントした。
次回は8日の楽天戦(コボスタ宮城)で先発する予定だ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count