今季の二刀流は“打高投低”でスタート 日ハム大谷、今後の起用法に変化は?
「投手・大谷」への信頼は不変、「目標は投げて週5試合に出ること」
野手出場から“中1日”で登板した1日のソフトバンク戦は2点リードの6回105球で降板。中継ぎエースの宮西が2軍調整中など救援陣が不安定な状態を考えれば、ソフトバンクの強力打線に1イニングでも投げてほしいはずだ。これは野手出場による疲労を考慮したことだったのか。
「投げることと打つことと全然関係ない。投球バランスよく投げるんだったら何球投げても体の負担はないが、1日は投球のバランスが良くなかったから(降板させた)」
昨季は登板2日前の野手起用はなかったが、今季から“解禁”。栗山監督が思い描く1週間(6試合)の大谷起用法は投手1試合、野手4試合で使うことだ。
「今年はまず勝つために投げてほしい。(登板2日前の野手起用は)何年も前から進めてきたことをやっているだけ。試行錯誤しながらになるが、目標は投げて週5試合に出ること。今すぐ出なくとも、高い目標を持ってやっていく」
日頃から「投手・大谷」へは厳しく接する栗山監督。それは期待の裏返しでもある。“打高投低”の成績でも、投手・大谷への信頼感は不変。21歳の剛腕にV奪回を目指すチームの先導役を託す。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count