イチロー、MLB史上7人目の快挙へ 「3000安打&500盗塁」達成へ高まる期待
リッキー・ヘンダーソン、タイ・カッブらへ続く快挙なるか
また、記事ではイチローがあと「2」に迫っている500盗塁について、38人目の到達者になることを指摘した上で「もし3000安打も合わせて達成することになれば、史上6人目の快挙となる」と紹介。リッキー・ヘンダーソン、ルー・ブロック、タイ・カッブ、エディー・コリンズ、ポール・モリターの5人がいずれも米国野球殿堂入りしていることにも触れている。ただ、実際には「3000安打&500盗塁」はホーナス・ワグナーも達成しており、イチローは史上7人目の到達者となる。
イチローの次に名前が挙がっているのが、アレックス・ロドリゲス内野手(ヤンキース)。通算700本塁打まで13本、歴代3位のベーブ・ルース(714本)までは27本に迫っている。
Aロッドが2つの大記録に到達する可能性について、記事では「13本塁打という数字は彼が健康でいれば必然的に達成可能な数字だろう。27本塁打を放つかどうかは定かではないが、決して不可能な数字ではない」と指摘。過去に薬物規定違反で出場停止処分を受けた問題児ではあるものの、「しかし、700、714本塁打は偉大な数字だ」として「今後なかなか見かけることのできないであろう歴史的偉業に近づいている」と期待を込めている。
この他には、史上9人目の600本塁打に40本と迫っているアルバート・プホルス内野手(エンゼルス)、三塁手として歴代最高となる通算2838安打に71本に迫っているエイドリアン・ベルトレ内野手(レンジャーズ)、スイッチヒッターで史上4、5人目の400本塁打に迫っているヤンキースのマーク・テシェイラ内野手(394本)&カルロス・ベルトラン外野手(392本)、通算400セーブまで14セーブに迫っているフランシスコ・ロドリゲス投手が取り上げられている。
MLBで最大の注目事の1つとなっているイチローの通算3000安打。歴史的瞬間へ向け、今季も開幕から1本1本、着実にヒットを積み重ねていくことになる。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count