田中将大の球速不足を米メディアが不安視「スペクタクルではなかった」
「ファストボールが1度も91マイル(約147キロ)を超えなかった」
田中のスプリットは昨季、52.5パーセントの空振り率を誇った。これはメジャー全投手の決め球で最も高い確率で、魔球として知られている。「スプリット・キング」とも呼ばれる田中だが、実際には田中の投じたツーシームの球速が通常よりも遅かったため、スプリットとカウントされた可能性もある。
ESPNが試合後の速報で「ファストボールが1度も91マイル(約147キロ)を超えなかったタナカの傾向としては、ホームランを浴びてアストロズに同点に追いつかせただけでなく、昨シーズンと同じような問題が今シーズンも続くと思わせるものだった」と伝えるなど右腕の球速不足を不安視する声もあった。
特集では、6イニングを投げきれなかった日本人右腕について「1試合で語るのは早過ぎるが、火曜日に関して、タナカは再び堅実ではあったが、スペクタクルではなかった」と指摘している。先発としてゲームを作ったが、名門のエースとして更なる奮起を求められている。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count