パ・リーグは全球団が10試合消化 楽天&ロッテが好調、ホークスは苦戦
楽天は勝利の方程式が確立されれば…、ロッテはナバーロ復帰でさらに怖い存在に
パ・リーグは6日の公式戦3試合を終え、開幕から全チームが10試合を戦った。昨年王者のソフトバンクが3勝5敗2分と苦しんでいる一方、ロッテ、楽天が6勝3敗1分で同率首位に立つなど、好スタートを切った。
特に下馬評を覆すような戦いぶりを見せるのが楽天。好調の要因は、先発投手陣の奮闘だ。6勝のうち、エース則本が2勝、この日勝利した美馬が2勝、辛島が1勝、塩見が1勝と、ローテ投手が白星を掴んでいる。打線も絶好調で、1番の岡島から9番の嶋まで、ほぼ固定されたオーダーの中で各選手が首脳陣の期待に応えている。
唯一の課題といえるのが守護神・松井裕に繋ぐ中継ぎ投手の整備。だが裏返すと、勝利の方程式が確立されれば、リーグの台風の目になる可能性は大いにある。
ロッテは10試合中7試合が3点差以内のゲーム。この日も同点の9回、ソフトバンク守護神のサファテからデスパイネがバックスクリーンへの本塁打を放って勝負を決めるなど、緊張感のあるゲームを多くものにしている。離脱中のナバーロが今月中にも復帰する見込みで、合流までこの勢いが続けば、他チームにとってさらに怖い存在になるだろう。
オープン戦でも好調だったロッテ(パ・リーグで1位)と楽天(同3位)。どこまでこの勢いが続くか。